御車山の歴史
高岡御車山は1588(天正16)年、豊臣秀吉が後陽成天皇を聚楽第に迎え奉るときに使用した御所車を、加賀藩祖前田利家が拝領し、高岡開町の祖・二代前田利長が1609(慶長14)年、高岡城を築くにあたり町民に与えられたのが始まりとされています。
御車山は御所車形式に鉾を立てた特殊なもので、金工、漆工、染織等の優れた工芸技術の装飾がほどこされた日本でも屈指の華やかな山車です。
「高岡御車山」は国の重要有形民俗文化財・無形民俗文化財の両方に指定されています。これは日本全国で5件指定されている内の一つです。
※他の4件は、祇園祭山鉾と京都祇園祭の山鉾行事 / 高山祭屋台と高山祭の屋台行事 /
秩父祭屋台と秩父祭の屋台行事と神楽(秩父夜祭り)/日立風流物
また、2016年全国「山・鉾・屋台行事」の一つとして「高岡御車山祭の御車山行事」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。